たまにしか書かない日記

本当にたまにしか書かないです。すみませんねぇ…

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過去と現在
…というわけで前回の続き。
前回の「現在と未来」では、たぶん誰もが気づいているようなことを少々理屈っぽく書いただけでしたが、今回は読む人によっては「ふむふむ、確かに一理ある」と思ってもらえるかも知れないけど、別の人には「いやいや、それは詭弁ってやつでしょう」と思われるかもしれないような内容になってます。

では本題。
「過去は変えられると思いますか?」と質問されたら「No」と答える人が多いでしょう。
何故なら、人がある程度コントロールできるのは現在(とその結果としての未来)だけで、すでに通り過ぎてしまった過去に対して現在における意志や行動の結果を反映させることはできないから。
(タイムマシンで過去に遡れば可能…なんてSF的ベタ回答は今回は無しってことで!笑)

しかし、そもそも「過去とは何なのか?」というあたりにこだわってみると、もしかしたら最初の質問の答えもおのずと変わってくるかも知れません。
一般的に「過去」とは「過ぎ去った時間」のことなので、時間を過去に進める(戻す)ことが出来ない以上、現在から過去をコントロールすることはできないことになりますよね。
ところが世の中には「過去なんて日々刻々と変わってますけど?それがなにか?」って言ってる人も大勢いるんです。

ではここで各方面にいらっしゃるそんな方々の声を聞いてみましょう。(笑)

(証言1)歴史学者のAさん(仮)
「いやぁ、過去なんてそんなもん土器の破片1つ出土するだけでコロコロ変わってますけど?」

(証言2)判事のBさん(仮)
「いやぁ、過去なんてそんなもん警察の捜査結果によってコロコロ変わってますけど?」

(証言3)某国政府関係者のCさん(仮)
「いやぁ、過去なんてそんなもんその時々の政府の都合によってコロコロ変わってますけど?」

(証言4)以下省略…

…と、このように現在の意志や行動によって簡単に変えられる過去もあるようです。

なんて言うと「えー!でもそれって実際に過去そのものが変わったんじゃなくて、単に過去に対する認識が変わっただけじゃぁーん!」って突っ込まれるかも知れませんね。
それはその通りだと思います。でも「過去」には「真実としての過去」と同時に「認識としての過去」も確かにあって、前者は変更不能ですが後者は変更可能ということについてはさほど異論ないのではないでしょうか。
そして多くの人にとっては「過去にあった真実」そのものより、実は「過去の真実を現在どう認識しているか」の方が重要なんじゃないか、とも思うんです。
これは決して「過去の真実をねじ曲げて都合良く認識すればいい」と言っているわけではありません。
ただ、「真実」そのものが「真実だと認識されていること」と混同されている可能性(危険性)があることを思えば、最終的にはやはりそれをどう認識するのかということが大切ではないかと思うんです。
だって人間それ自体が心(脳内の認識)で動いているのだから。
2009/02/14 雑談・ネタ


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